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第24話 蒼也②

ผู้เขียน: けもこ
last update วันที่เผยแพร่: 2026-07-10 19:00:39

カウンターに腰を下ろすと、朱莉はいつも楽しそうに話を聞いてくれる。その様子に気分が良くなって、つい調子に乗って話し込む。建築のこと、設計の考え方、過去の街並みの話──誰にでも通じる話題じゃないとわかっていても、彼女は目を見て、相槌を打ち、ときおり「へぇ~」と目を丸くしながら、真剣に耳を傾けてくれた。

ふと我に返る瞬間もある。こんな話、退屈に決まってるよな、と。でも朱莉は、いつでもにこにこと柔らかく笑っていた。

──もちろん、接客だとわかっている。

それでも、彼女に対して好意が芽生えるまでに、時間はかからなかった。

店が終わるころ、彼女を飲みに誘おうとする客は多かった。けれど朱莉は、明るく笑って「明日早いので」と断り、気負いなく去っていく。そういうところもまた、軽くないというか、きちんとしている感じがした。

何度か、偶然を装って同じ電車に乗った。──いや、正直に言えば、時間を合わせていたのだが──大学の近くに住んでいる者同士、という口実で、駅から彼女の家の手前まで並んで歩いた。

そんな短い時間が、心のど

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